[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
死にたい・・・
そう思った。
だけど僕にはそんな勇気がない
一人で飲み屋で飲んで、時間を潰していた。
やることなどない。
お酒も飲みたいわけではない。
ただ・・・一人でいるのが淋しかった。
だから飲み屋で飲んでいた。
希望もない。おもしろくない。
生きてる価値がない
そう思えてくる。
僕は罪を背負って生きている。
しょうがないと思っているし、誰もがそう思うだろう
だが僕の罪なのだ。
罪なんて
消えるわけない
泣いたって、悔やんだって
消えない
やはり
死ぬしかないのだと・・・
なんか暗い顔してどうしたの?
ふと、大学生ぐらいの女の子が話しかけてきた
どうやら酔っているようだ
いや、なんでもないです。
もう帰ります
僕はそう言った
死にたいの?
そう言われた。ドキっとした
すごく驚いた。
なんで・・・??
顔を見ればわかるよ~。なんにも楽しいことがないって顔♪
うるさい女だ。
一体なんなんだ?
そう思うならほっといて欲しい
そう見えますかね?
中途半端な笑顔で答えた。
あのね。わたし、こんなの持ってるんだ。
と薬を出してきた。
これ猛毒なの。しかも身体にすぐ吸収されて
使ったことがばれない薬なんだ。
なんだ?この女は。
そんな薬があるわけ・・・というか
あっても簡単に所持できるものではないだろう・・・?
すごいですね。それがあれば完全犯罪も余裕ですね
と、適当に相槌を打った
これで誰か殺しなよ?
そうすれば悩みが吹っ飛ぶかもよ?
なんてアホな女だ。
そんなことしたら、罪が増える
それに吹っ飛ぶわけないだろう
よし・・・
あはは。ありがとうございます
その薬を彼女から少し強引に奪い。
自分の口に入れた。
これで死んでもいい・・・嘘でもいい。
なにしてるの!!!
女の子の
ド鋭いボディーブローが
僕のリバーに突き刺さった
するどい痛みが僕を襲う
アバラが2、3本折れたようだ
そしてものすごい吐き気がして
薬を吐いてしまった
ガホッ!ゲホッ!・・・なにするんですか・・・?
苦痛で歪んだ顔でたずねると
そんなことしたらダメ!
あなたが死んだら悲しむ人がいる!
それにあなたは
この世のすべてのモノに生かされてるの!
あなただけの命じゃない!
すべてのモノに感謝して生き続けないといけないの!
じゃあ、なんでこんな薬よこしたんだよ・・・
と思いつつも
彼女の言葉が胸に響いた。
そう・・・かもしれない。
そう呟いた。いや痛みで呟くことしかできなかったかもしれない
それを聞くと彼女は微笑み。
わかればいいよ♪
ほら行こ!
イイトコに連れて行ってあげる!
言われるがままに夜の街に僕と彼女は消えていった・・・
そうやって・・・僕は
宗教に入信しました